PR

自己正当化してませんか?

 1800年代後半から1900年代初頭のフランスに、ポール・ブールジェという作家が居ました。

 彼は1914年に、Le Demon de midiにて以下のように語りました。

 

 自分の考えたとおりに生きなければならない。

 そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう。

 

 考えた通りに生きる事と、生きた通りに考えること。

 その違いは、簡単です。

 

 考えた通りに生きている人は、自分の頭で考えた結果として今の生き方を選んでいるだけなので、何かあれば簡単に変わることが出来ます。

 自分が間違っていると気付いた時、すぐに変われます。

 

 生きた通りに考えている人はそうはいきません。

 この人達は、自分の生き方に対して、後から『理由』をつけているだけです。

 そうすることで、自己正当化をしているだけなのです。

 

 だから、なかなか変われません。

 自分の過ちを認めることができません。

 だって最初から、何が正しいかなんて考えていないんですから。

 彼らにとって重要なことは、「何が正しいか」ではなく、「自分は正しいんだ」と思い込めることなのです。

 

 こういった少々偏った考え方は

 私達の日常生活に案外ありふれているものです。

 

 例えば世の中には、「甘え上手な女性」を極端に嫌う女性がいますね。

 この人達は、こういう「やや甘えんぼうな女性」を「ぶりっ子」であると非難し、それがどれだけダメな生き方であるかを百万言を尽くして語ります。

 でもこれは、本心なのでしょうか?

 

 私は違うと思います。

 

 この人達は、ただジェラシーを抱いているだけです。

 本当は自分も甘えたいのです。

 甘え上手になりたいのです。

 でも自分には出来ない。

 恥ずかしい、自分のキャラクターじゃない、そんな思いが邪魔をするのです。

 

 だから、そういう生き方しかできない自分を正当化するために、「ぶりっ子は良くない」と叫んでいるだけなのです。

 

 時間がかかっても 正しい答えを出せよ

 自分の勝手で 答えを選ぶなよ 

 よりこ『それでいいのですか?』より

 

Cocoon

Cocoon

 

 

それでいいのですか?

それでいいのですか?

  • より子
  • Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 こうして考えてみると人間は、自分で思っているほど「自分で考えた通り」には、なかなか生きていないのかもしれません。

 

 今あなたが抱いているあらゆる「考え方」は、本当にあなたが考えた結果ですか?

 それとも、ただ自分を正当化するための言い訳ですか?

 

 時間のあるときにでも考えてみると

 新しい自分を知れるかもしれません。