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日本人は「ものづくりが得意」という神話

 ブログを始めた時期も成長速度もほとんど同じで、個人的にすごく気になっているブロガーさん「narumi」さんがこんな記事書いてた。

 

 「競合を見るな。顧客を見ろ」--Amazonの徹底した顧客志向に関するベゾスのインタビューが超よかった : Blog @narumi

 

 この中で個人的に気になったのがここの部分。

インタビュアー:Amazonの目的は、世界一大きい小売業者になることだと思う。それ以外にも何かある?

 

ベゾス:我々のゴールは「世界一の顧客志向の会社」になることだ。

 

インタビュアー:それってどういうことなの?

 

ベゾス:例えばSONY。第二次世界大戦後にSONYを創設した盛田さんは、会社の目標を、日本製品を『品質の良さ』で世界的に有名にすることだった。忘れないでほしいのは、この時期の日本製品は“壊れやすい偽物”として有名だったこと。だから盛田さんはSONY製品の品質の良さを有名にするのではなく、日本製品の品質の良さを有名にしたいと考えた。

 

 「忘れないでほしいのは、

 この時期の日本製品は“壊れやすい偽物”として有名だったこと」

 

 え、え、え!?

 そうだったの!?(゚Д゚)

 

 日本といえば物作り!

 日本人は昔から伝統的に製造業に強かったんじゃないの??

 別にとくに何かソースがあるわけじゃないんだけど、なんとなくのイメージでそんな風に思ってたんだけど、違ったの?

 

 というわけでググってみた。

 昔の日本製の電化製品はアメリカ製より性能が悪かったってのは本当ですか? いつ、... - Yahoo!知恵袋

ソニーのトランジスタラジオは安いけど故障が多くて、評判はイマイチでした。

思いっきり悪かったね。

戦前は《日本製=粗悪品》が通り相場。

逆転したのは、昭和40年代後半か?

自分が子供のころは、「上等舶来」という言葉がありました。

「舶来品(輸入品)のように上等だ」という意味のほめ言葉です。

当時は電化製品に限らず、輸入品(主にアメリカから)は高いが高級品で、

国産は安いがすぐダメになる、というイメージが一般的でした。

それが逆転したのは、はっきりとは覚えていませんが、

たしか1980年代だったと思います。

ちょうど今の「中国製」と同じで、「日本製」といえば

不良品の代名詞でした。

よくなったののはウィリアム・エドワーズ・デミングが日本

の経営者を指導した1950年からです。

 

 ええええ!!

 逆転した時期こそ回答者によってバラバラだけど、とにかく全員共通しているのは「昔の日本製は品質が悪かった」っていうこと。

 そうだったのか!!

 全然知らなかった(゚Д゚)!!

 

 さらにこんなのも見つけた。

 ものづくり - Wikipedia

1980年代以降、単純な製造作業の拠点は中国などに移り、おりしもITブームや財テクが流行り、日本の製造業には3Kに代表される工場で油にまみれる作業のネガティブな印象が強かった。

しかし、1990年代後半から自動車産業を筆頭に、日本の製造業が復活を遂げた。そこで、日本の製造業が集約型単純労働ではなく、より高度で精神性の高い技術活動であるとの認識が生まれ、製造業をポジティブなイメージで捉える言葉として「ものつくり」という表現が使われるようになった。

1990年代後半から、日本の製造業の強さは日本の伝統文化、あるいは固有文化に源を発するという考え方が広まった。そこで企業のポリシーを技術の高さではなく、より精神的、歴史的なもので表すことが広まった。

 

 ソースはWikipediaなので参考程度に見て欲しいんだけど……。

 つまりここまでをまとめると、以下のような流れだったってことかな?

 

  1. 昔の日本製は粗悪品だらけで有名だった(今の中国みたいな感じ)
  2. しかし、1950年頃にウィリアム・エドワーズ・デミングという人が日本の経営者を指導し始めてからめきめきと伸びた
  3. 1980年代頃にそのピークがくるけど、この頃になると製造業=低学歴負け犬の仕事みたいなイメージになって、やりたがる人が減ってしまった
  4. 1990年頃から、製造業に対するネガティブイメージを払拭するために、「ものづくり」という言葉が生まれた。これによって、「日本=伝統的にものづくりが得意な国!」みたいなイメージが宣伝されるようになった。

 

 って感じ?

 いやまぁソースが個人ブログとwikipediaとyahoo知恵袋なので、どこまで当てになるかはわからないけど。

 

 まぁでも今回のこれに限らず、一般的には「伝統」だと思われているけど、実は全然伝統じゃないことってけっこうあるよね。

 武士道精神もそうだった。

 やまとなでしこもそうだった。

 

 日本人の精神は「武士道精神」という神話 - 大彗星ショッカーのヒマつぶし2

 「右翼は日本の伝統を重んじている」という神話 - 大彗星ショッカーのヒマつぶし2

 

 これらはどれも、後世の人間が後から勝手に「伝統」にしてしまった虚構のイメージだった。

 「ものづくり」っていうのも、そうやって作られた虚構の一つだったのかもねぇ。